Small Things

感じたこと、考えたこと

3連休の過ごし方を「不要不急の外出は控えて」から考える

3連休は真剣に計画を立ててのぞみたい。いつもそう思う。

というのも、いつの間にか3連休に突入しているのだ。まずそれを改善したい。3連休の朝「あっそう言えば3連休か」と思うのをやめたい。3連休なのだから緻密な計画を立て、休みに入る前日の夜に「明日から3連休だ」と、その喜びを噛みしめて寝る。そうしたいのだが、いつの間にか寝ている。そして朝「あっ、3連休か」と思い出す。

それにはワケがある。3連休前日には酒を飲み過ぎてしまう傾向にあるからだ。やっぱり楽しいんですよ、連休前日の夜は。こればかりは仕方がない。いつもは翌日の事を気にしながら飲んでいる訳で、その自制が健康にも仕事にも効果がでているのだと思う。だからこそ日々頑張れるという側面もある。でも連休の前日は自制心から解き放たれ「今日はいいのだ」「今日だけはいいのだ」と自分に言い聞かせながら結局飲み過ぎる。

酒を飲まない方々はどうなのだろうか。休前日はついつい夜更かししてしまうことは無いのだろうか。そして起きるのが遅くなったりしないのだろうか。そこに酒が絡んでくるともう連休初日からして台無しである。まず連休初日は早起き、そして気持ちよく目覚める事が大切である。

というのも3連休は初日と2日目が勝負なのだ。この2日間を充実させなければ3連休という意味が薄まってしまう。とにかく早起きが必須条件である。土曜日はピーター・バラカンさんのラジオが朝7:20から始まる。まずはこれをオープニングから聴くという目標を設定する。そこから3連休が始まっていく。

さて問題は3連休に何をするかである。国は新型コロナウイルスの対策で、不要不急の外出を控えるよう呼びかけている。そうであれば3連休前日の一人飲みも不要不急である。そして連休中の旅行も不要不急である。もう不要不急と言われれば休みの日の外出なんて、ほぼ不要不急に当てはまってしまう。

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日々普通に通勤している身としては今更感はぬぐえないものの、確かに唾液の飛沫が飛びやすそうな場所においてはリスクが高いのかもしれない。でも結局は自己責任であり映画館も、買い物も、人がいるとこキケン、となってしまうと、もう家の中でじっとしているしか無い。

そうなるとまずはNetflixかAmazon Primeでも観るかな、という何のヒネリもない選択肢になる。ここは少しだけ視点を変えてみたい。アカデミー脚本賞の映画を観るというのはどうだろうか。2010年代だとこんなラインナップになる。

  • 2010年 英国王のスピーチ
  • 2011年 ミッドナイト・イン・パリ
  • 2012年 ジャンゴ 繋がれざる者
  • 2013年 her/世界でひとつの彼女
  • 2014年 バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
  • 2015年 スポットライト 世紀のスクープ
  • 2016年 マンチェスター・バイ・ザ・シー
  • 2017年 ゲット・アウト
  • 2018年 グリーンブック
  • 2019年 パラサイト 半地下の家族

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Netflixだと2018年2019年以外は(今なら)すべて視聴可能である。ただこれ以上遡ると観ることのできる作品が極端に少なくなる。でもアカデミー賞の中でも脚本賞だけは信頼できる印象がある。

次は読書。いつもはミステリ中心に読んでいるが、この不要不急の外出は控える3連休に読むとしたらなにがいいだろうか。考えるだけで楽しくなるが、やっぱり小説を読みたい。それも普段読まない小説。イギリス文学。実はまったく読んだことがない。読まないままでいいのだろうかと、いつも思い悩んでいる小説。イギリス文学であまり長くないものがいい。

  • 「高慢と偏見」ジェイン・オースティン
  • 「ジェイン・エア」シャーロット・ブロンテ
  • 「オーランドー」ヴァージニア・ウルフ
  • 「闇の奥」コンラッド
  • 「ねじの回転」ヘンリー ジェイムズ
  • 「宝島」スティーヴンスン

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まずはこの辺りからか。三連休で読み切るのであれば「闇の奥」あるいは「宝島」か。短かそうだが「はつ恋」イワン・ツルゲーネフ、「外套・鼻」ニコライ・ゴーゴはロシア、「かもめのジョナサン」リチャード・バック、「老人と海」アーネスト・ヘミングウェイはアメリカか。でも何故かジェイン・オースティンの「高慢と偏見」から読んでいけばいいような気がした。理由は特にない。ビビっと来た。ただそれだけである。

高慢と偏見〈上〉 (岩波文庫)

高慢と偏見〈上〉 (岩波文庫)

 
高慢と偏見〈下〉 (岩波文庫)

高慢と偏見〈下〉 (岩波文庫)

 

次は運動。これはもうランしかない。ランとか言っときながら実は5キロぐらいしか走れない。でも短時間の方がいい。走ったら走ったで風呂である。風呂に入るためにランをする。スーパー銭湯ではなくやっぱり家の風呂になる。風呂に入って「高慢と偏見」を読む。大丈夫だろうか。本当に読めるのだろうか。風呂では敢えて「二都物語」とかはどうだろうか。でも長い。長すぎる。

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iPhoneのアラームが鳴る。気持ちのいい目覚めだ。僕はピーター・バラカンのラジオを聴きながら取り敢えずボーッとする。ブログでも書くか、と中古で買ったノートPCを開く。3万円しなかったノートPCだが悪くない。快適に動く。ブランチは「きのうなに食べた?」に出てきた「おかずクレープ」を食べよう。ドラマではビールを飲んでいたが、今日はまだやめておく。ビールは最後の楽しみに取っておく。そして一息入れたらイギリス文学だ。「高慢と偏見」を読む。集中して読む。慣れてないので少し疲れた。コーヒーを淹れる。ソファに座り映画「ゲット・アウト」を観はじめる。これは面白い。さすがアカデミー脚本賞だ。少し眠くなってきたが昼寝はやめておく。その代わり気分転換にランをする。実に気持ちがいい。家に戻り風呂に入る。熱めがいい。そして本を読む。 ディケンズにしてみる。同時に2冊も読み始めて大丈夫なのだろうか。さぁいよいよビールだ。いつもの麦とホップだ。最高にうまい。このあとは芋焼酎にするか黒糖焼酎にするか、やっぱり泡盛か。さて時間になったので日記をつける。日記なんて事実を書くだけでいい。感情表現は書かない。自分がした行為だけを書く。今日は書くことがたくさんある。なんだか眠くなってきた。まだ休みが2日もある。明日も早く起きよう。

そんな妄想をしている。

 

 

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