Small Things

感じたこと、考えたこと

沖縄に酒を飲みに行くことは、もう出来ないのかもしれない

平日の休みである。

昨日も休みで、明日も休みである。だって夏休みだから。そもそも夏休みでもなんでもなく、いわゆる1週間の連続休暇をこの緊急事態宣言下の2月に取っているだけである。

それを「夏休み」なんていう言い方自体寒い感じだけど、会社のスケジュール表には「夏季休暇」と記入した。

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例年通り沖縄に飲みに行こうかと思ったが、今の時期に沖縄に行くことは、やはり歓迎されないかもしれないし、ここは「行かない」という選択しかないのだと自分に言い聞かせた。沖縄には那覇のビジネスホテルに泊まるだけで、夜飲みにいくだけの旅行をもう何年も続けている。

昼は桜坂劇場かシネマパレットで映画を観て、ご飯を食べて、街フォト撮って、ひたすら夜を待つ。そして夜の部に馴染みの店に飲みに行く。そして新しい店にも訪問する。最後は餃子を食べたり、沖縄そばで締めたり、ベロベロになってホテルに戻る。

できれば古本屋と中古レコ屋がもっとあればいいのだけど、那覇だと桜坂劇場とシネマパレットがあるので、映画を観るには事欠かない。沖縄に行ってまで映画を観るの?いや、観る。ものすごく観る。

 

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見逃していたミニシアターのみでの上映作品や、少し前のロードショー作品、そして沖縄ならではの作品が観られる那覇の映画館「桜坂劇場」「シネマパレット」はとても貴重である。

そして夜は言わずもがな、独自に発展した「せんべろ」という文化と寄り添いながら、いつも訪問する居酒屋、バーをハシゴする。それが楽しいのだ。

ただ、今は行くことが出来ない。桜坂劇場の小冊子の記事やタイムテーブルを眺めながら家で酒を飲む日々である。

 

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しかし店で酒を飲まなくなってもう1年である。家で飲むこと自体、AmazonプライムもNetflixもYouTubeもあるので、自由に、そして何より楽に飲めるのだけど、やっぱりあの「一人飲み」は戻ってくるのだろうか、と、ふと思ったりする。

いや、外で飲むこと自体、もう戻って来ないような気がしている。ワクチン接種も始まったし、実際今でも夜の酒場は20時までは結構人も入っているようだし、逆に時間制限があるため、皆楽しく飲んでいるのかもしれない。

でもなーと思う。いろいろな場所に旅をして、夜の居酒屋めぐりが楽しかったのだけど、もうそれも無理なんだろうなと感じる。いや、もう、5年・10年レベルで難しいかもしれない。

でも沖縄には年に2回ぐらいは行きたいのだ。そして昼はのんびり過ごして、夜は居酒屋とバーに行きたいのだ。

 

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こんな思いが頭の中を駆け巡るが、ワクチンが完成して皆が接種したら流行は収まると思っていた。単純かもしれないが、そう思っていた。

実際ワクチン自体の効き目や、その効果が持続する期間もよく分からないし、接種者から他の人への感染もゼロになるわけじゃ無い。今となってもよくわからないことが多い。

ワクチンって、もしかしてあまり効かないのではないか、となると、もうコロナの流行は終わらない。ワクチンの副反応も分からない。ワクチンでコロナの終焉を迎えられるのかと思っていたら、まだまだずっと、ずっと、コロナの流行が続いていく。

インフルみたいに毎年ワクチンの接種が必要ならば、それはそれでそうなのか、と思うのだけど、ワクチン接種者も今後マスクの着用や不要不急の外出は自粛することになるのであれば、完全に長期戦である。


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そうであれば、もう沖縄で酒を飲むことなんて、無理なようが気がしてきた。沖縄は強行して飛行機に乗れば着くのだけど、台湾で食べたりするのなんて想像すらつかない。

ワクチンを接種したとしても、マスク生活、自粛生活が延々と続いていくことをそろそろ覚悟していかないといけない。

だからもう、いい加減にしてくれという思いで、毎日電車も混んでるし、街も酒場も混んでいるのかもしれない。

 

 

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