Small Things

感じたこと、考えたこと

コロナの時代の年休の過ごし方

年休(年次有給休暇)を取る。そして自虐的に過ごす。

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年5日の年次有給休暇の取得が義務付けられたこともあり、月に1回ぐらいの年休取得だったらとても取りやすくなったと思う。周りを見ても積極的に年休を取得する雰囲気があり、仕事のスケジュール等を調整して、自らの休みを計画していく環境になってきたのは、とてもいいことだと感じている。

ただコロナの時代であっても、年休を取得することに変わりはない。今この時期に取る年休であれば、テレワークの延長線上という人も多いかもしれないが、気持ち的に今までとは違った年休になるのかもしれない。年休を計画する、年休を取得する、という一連のプロセス自体は気持ち的にもホッとするし、年休が金曜日であればその週はいつもより、なんとなく頑張れる。

今まで年休を使い切った記憶はないのだけど、月1のペースで取得しつつ、夏休みや冬ぐらいに連休を取るぐらいで、年休を余らせてきた。ただ消えてしまう年休であればもちろん取った方がいい。ではこのコロナ危機の中でいかに充実した年休を過ごしていくのか、それはとても大変だけど大切なことなのかもしれない。

でも、まずはこの「充実した年休」というあいまいな目標を取っ払いたい。どうせ年休が終わればまた働くのだ。年休と週末をくっつけても、週明けには必ず働かなくてはいけないのだ。だとしたら充実した年休という、希望に満ち溢れた思いを持つことからまずは手を引きたい。脱却したい。できればどんよりとした、自虐的な年休を過ごすぐらいでいいのかもしれない。そしてその自虐的な年休の中に、少しづつやりたいことを散りばめていくぐらいが丁度いい。

まず朝はいつも通り5時には目が覚めてしまう。ここで二度寝・三度寝することで、うつらうつら気持ちのいい朝になるのかもしれない。でも5時に目が覚めたら無理やり起きる。つらい。なぜ休みの日なのにいつも通り起きるのか、問いたい、問い詰めたい。でも自虐的な年休の始まりとしては、まずまずだと感じている。

そして暑い。そして蒸す。ここで熱いコーヒーを淹れる。アイスコーヒーではなく、熱いコーヒーで自虐的に目覚めていく。もちろん通販で買ったあまり美味しくないドリップコーヒーである。そして朝ごはんは、ゆで卵。パンとハムエッグとかではなく、ゆで卵だけである。これはこれで自虐的なモーニングとしては、たんぱく質が摂れ、優秀なようが気がするものの、心なしか寂しさはある。振るのは塩のみ。

朝のうちに気持ちよくウォーキングしてシャワーを浴びたいと思ったが、朝のうちに掃除をしてしまおう。大量の本、レコード、CDをなんとか整理したい。できればもう売ってしまいたい。今までかけてきたお金を一気に無駄にしたい。なんだか急にそう思い始めて、次から次へと段ボールに詰め始める。キャプテン・ビーフハートのTrout Mask Replicaが出てきた。売ってしまえ。フランク・ザッパのFreak Out!が出てきた。売ってしまえ。オーネット・コールマン Dancing In Your Headのヴァイナル、これはとっておく。聴かないけど取っておく。しかし暑い。暑すぎる。シャワーを浴びたいが、ここで敢えて外に出てランをする。

すでに陽も高く軽めのランでも汗がドッと流れてくる。暑い。そしてマスクをしたまま、おもむろにインターバル走を開始する。どっと疲れる。コンビニで休憩したいが、わざと通り過ぎてまたインターバル走で家まで走る。家に着くさまシャワーではなく、腹筋をすることにした。きつい。そして辛い。

さて、もう完全に汗だくだ。でもシャワーの前にブログを書いておきたい。誰にも読まれることのない文章を書いておきたい。そしてnoteではなく敢えて、はてなブログに書きたい。noteだと読まれてしまう可能性がある。でも、はてなブログであれば大丈夫だ。誰の目にも触れることが無い。そしてやっとシャワーを浴びる。わざと熱くしたシャワー、そして急に冷水にしたりする。さてこれからどうしようかと冷たさに震えながら考える。

あとはもう、だらだらと時間を潰そうかと考える。いよいよドストエフスキーの罪と罰を読み始めようか、谷川浩司九段の光速の詰将棋でも解こうか、あ、この間手に入れた「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」のDVDでも観よう。自分を痛めつけながら過ごす自虐的な年休も結構いいものだ。

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