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暑い夏、ホットコーヒー、バグダッド・カフェ

暑い。でも熱いコーヒーを飲む。

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暑い夏にホットコーヒー

コーヒーを毎日3~4杯飲む。5~6杯の時もある。まず朝出勤する前に家で飲み、そして会社に着いてからもコーヒー飲む。昼休みにも飲む。基本的に一年中ホットコーヒーを飲んでいる。

会社にドリップコーヒーを持参して自分で作っている人も見かけるが、セブンのコーヒーで満足している。もっと美味しいコーヒーがあるのは分かるのだけど、毎日数杯飲むものだし、今はキリマンジャロ風もあるので、セブンのコーヒーを飲む日々となっている。

アイスコーヒーもたまに飲む。会社にいる時はホットを数杯飲んだあと、夕方ぐらいにアイスコーヒーを飲む時がある。理由はなくなんとなくアイスな気分であって他意はない。

一方コメダ珈琲で作業をする時は、たっぷりサイズのアイスコーヒー、これがデフォである。これもなんとなくである。

ホット以外あり得ない時代

90年代の初め頃、ニューヨークに数年間住んでいたことがあった。その時飲んでいたコーヒーはあまり美味しくなかった印象がある。もちろんスタバなんてまだニューヨークにない時代である。本当にこれってコーヒー?という味が多かった。

そしてその時代にアイスコーヒーがあったかどうかあまり記憶にない。日本人なのでたまにはアイスコーヒーが飲みたくなる時もあるのだけど、近所のダイナーのメニューには無かったと思う。

仕事の現地スタッフに、どうしてアイスのコーヒーってないの?みんな飲まないの?と聞いたことがある。そのとき、冷たいコーヒーなんて美味しくないでしょ、と笑われた記憶が頭から離れない。

そうなのだ。あの当時のコーヒーはまだ温かいから飲めたのであって、それを冷たくするなんて考えられない、という当時の事情があったんだと思う。

先日ふとロッテリアに入った時にプレミアムブレンドというコーヒーを注文した。その時、ホットでよろしかったですか?と普通に聞かれた。はい、ホットで、と答えたが、この暑い時期、みんなアイスコーヒーなんだろうな、と確信した瞬間だった。 

ホットは確実に冷める

コーヒーはやっぱりホットが好きだ。ただホットは冷める。確実に冷める。これが実にやっかいな仕様だと思う。

以前真空断熱マグを買ってみたこともあるのだけど、保温性よりもステンレスに口が触れるのが未だに慣れない。アイスならステンレス製でもグビグビ飲めるのだけど、ホットでステンレスはどうしても違和感があり、美味しさが半減するような感じがしてしまう。

よって外では紙コップが安定なのだけど、どうしてもラージサイズを注文してしまう。温かいコーヒーを求めているのだから、レギュラーサイズで飲むのがいいのは分かっているのだけど、「キリマンジャロのラージで」とか言ってしまう。

レギュラーよりラージ

ラージと言うか、L(エル)と言うか未だに悩むときがあるが、今はラージサイズと堂々と宣言して、ラージを手にして飲みはじめる。そして結局残す。ラージって意外と量が多い。

レギュラーサイズだとおおよそ150ml。通常コーヒーの粉10gで150mlのコーヒーを淹れると思うので、よく考えればレギュラーで十分なのだけど、いつもラージ。235mlの迫力。そして冷める。そして残す。これに関する解決策が未だ見つからない。

冷めないラージ、冷めないホットという概念はないのだろうか。

バグダッド・カフェのコーヒーポット

バグダッド・カフェという映画がある。ドイツ・ローゼンハイムからの旅行者ヤスミン。彼女と彼女の持ち物だった保温ポットが、砂漠の中にあるさびれた「バグダッド・カフェ」に「別々に」たどり着く。

そのカフェではコーヒーマシンが壊れていて、その保温ポットの中にあるコーヒーをカフェの客が飲むようになる。

そのヤスミンが持っていた保温ポットはどうもコーヒー専用ポットのようなのだ。蓋を開けるとコーヒーの粉を入れることができフィルターも装着できる。コーヒーの粉を入れて上からお湯を注ぐことで、ポットにコーヒーが20杯ぐらいは出来る仕組みになっている。

ただ元々ジャスミンが作ったコーヒーは(実は普通に美味しいのだろうけど)アメリカ人にとってはとても濃く、そのコーヒーをお湯で薄めてから飲んでいるのだ。実にアメリカっぽいなぁと思った記憶がある。

砂漠の中にあるバグダッド・カフェ。そこでもコーヒーはホットコーヒーしかなかったなと、ふと思い出した。

 

 

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