Small Things

感じたこと、考えたこと

コロナの中での週末の過ごし方を考える

2月の下旬までは常に週末を楽しみにしながら平日を過ごしてきた。

さすがに月曜日、火曜日はまだ週末まで遠く、あまり週末の事は考えなかったが、水曜日あたりから「あ、水曜日か、真ん中まで来たか」と思い、木曜日ともなると、今週末は何をしようかと考え始めていた。

金曜日と土曜日は中古レコード屋や古本屋に出向き、カフェではなく喫茶店で本を読んだり、ノートPCかポメラを開いて文章を書いたりして、夜は一人飲みをする事も多かった。

そして2020/5/13時点、世界の新型コロナウイルス(COVID-19)の感染者数は430万人を超え、死亡者数も29万人を超えた。目を背けたくなる数である。

ブログも2月25日までは書き続けていたので、2月時点ではそこまでの危機意識はあまりなく、2月末まではジムにも通っていた記憶もある。

ただ3月からはほぼ会社と家との往復、そして平日夜と週末は家にいる生活を続けている。中古レコード屋も古本屋も新刊本屋も喫茶店もずっと休業中である。

元々家にいること自体は問題のないタイプであり、本を読んだり、AmazonPrimeやNetflixで映画や海外ドラマを観たり、こうやって何か書いたりしていれば時間はあっという間に過ぎていく。

ただそのような日常の中でも家族が(コロナではない病気で)入院して手術をしたり、家族が足を骨折したりと、いろいろな出来事が起きていく。

今はコロナの中で生きていく必要があり、その中で様々な生活様式にも変化がみられる。ただ日常は日常として、現実ではいろいろなことが起き、それらに一つ一つ対応していかなければならない。

電車もGW明けから混み始め、近隣の店も徐々に再開し始めている。都道府県の休業要請が部分的に解除されていく中、これからは「新しい生活様式」が前提として、コロナと共に生きていくという事なのだろう。

個人的にはコロナに対する集団免疫を獲得していない状況下での社会経済の再開は難しいと思っていたが、もうあまり集団免疫という言葉も聞かなくなった。

ただこの状況下で緊急事態宣言の解除をするということは、感染拡大を止めることに一旦は「成功した」ということを国は言いたいのかもしれない。そして日本国内で社会経済が動き出したとしても、しばらく海外との人的交流は再開できない状態が続いていく。

日本国内では今後外出する人が徐々に増え、それが集団免疫の形成につながり、当初日本が目指していたと思われるスウェーデンのような道を進んでいくのかもしれない。ただ日本だとスウェーデンの集団免疫策のような個人の自由や尊厳を重視する施策に方向転換するとも思えない。

そして第二波が来たらまた緊急事態宣言、感染者が落ち着いてきたらまた解除、そして第三波が来たらまた自粛・休業要請、という繰り返しを経て、ワクチンを数年間待ち続けていくのかもしれない。この繰り返しを続けていけば集団免疫が形成されていくという考えなのだろうか。

まぁこんなことを考えていても実際どうにもならないのだけど、中国やニュージーランドといった勝利宣言をしている国の状況、また韓国やドイツのような規制緩和後にまた感染者が増えている状況、そして当初集団免疫策を進めていたイギリスの状況、そしてその後のスウェーデンの状況等、そんなこと知ってどうするんだ状態ながらも、海外ニュースをチェックしている感じである。

そしてまた週末がやってくる。

基本的に緻密に週末の計画を立てるという事に変わりはないのだけど、読む本を決める、聴くラジオを決める、AmazonPrimeやNetflixで見る映画や海外ドラマを決める、週末に飲む酒を決める、週末に必要な食材や日用品を確認して買い物に行く、という普通のことを決め始めるのが木曜日と金曜日なのだ。

 

 

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