Small Things

感じたこと、考えたこと

Kindleのセールで本を買わずに、ブックオフで買った本にスタバの紙袋をリメイクしたブックカバーを付けて本を読む

いつも悩んでいる。

Kindleで本を買うのがいいのか、ブックオフで買うのがいいのか。そのどうでもいいようなことをいつも悩んでいる。

f:id:rocketboy_miya:20200213104407j:image

最近Kindle本のセールがあまり行われなくなった。カドカワ、幻冬舎、講談社は定期的にセールを開催しているが、さすがに今すぐ読みたいと思う本も少なくなってきている。目玉となる100円、200円台の本はあるものの、少し前の作品で400円、500円となると買うのをためらってしまう。いや、実は150円のセール本があったとしても、その本はたまたまセールの中で見つけただけであり、今すぐ読みたい訳ではない。だから興味は多少あるのだけど、もうクリックはしなくなった。

ただ以前はセールのたびに、今読まないかもしれないけど、いつかは読みたい、だから今回のセールで買っておこう、これも、あれも、買っておこう、と半額セールの時にかなりのKindle本をクリックしていた。おかげさまというか、何というか、相当数の未読本がKindle端末内に積まれていき、数百冊という規模になっている。

f:id:rocketboy_miya:20200213104632j:image

一方本屋には日々新刊が並んでいく。好きな作家の新刊はとても嬉しく、すぐにでも買いたくなる。本屋で紙の本を普通に買うか、ヨドバシやメルカリで紙の新刊を買う時もある。ここで自分の中ではKindleで買うという発想は出てこない。新刊を定価でKindleで買うという選択が自分の中にはない。新刊は紙の本で買い、その装幀(装丁)を含めて本のページをめくる感触を味わい、読み終わった後は誰かに貸す、もしくはあげる、と考えてしまう。

本というのは買う人と買わない人がいて、買わない人というのはどんなに安くても買わないものだ。よって「こんな本読んだよー面白かったけど読むー?」と、こちらから言って貸してしまうのが手っ取り早い。また、本はあげてしまった方が本の整理であたふたする事もなく、また読みたくなったら買えばいい。やっぱり紙の本は貸したり、あげたり、売ったりできるのもいいとこだ。

f:id:rocketboy_miya:20200213104706j:image

でもKindle本も好きなのだ。場所をとらずにスマホがあれば気楽に読むことができ、いつでもネットで買うことができ品切れもない。特に文字の大きさやフォントを変えることができたり、辞書機能や本文検索機能はとても便利だと思う。そして何より紙の本より価格が安いことが多い。

実はこの「安い」ということが今はKindle本を買う理由の一番になってしまっている。新刊みたいにKindle本と紙の本が同じ値段であれば、今は紙の本を買ってしまうし、Kindleセールで文庫扱いの本が300円とか400円の価格になっていたとしても、なぜか「高いな」と感じてしまう。そしてブックオフだといくらかな、と思いを馳せる。

ブックオフでも新刊は高い。でも一定の期間を過ぎた作品は文庫の100円コーナーに流れてくるし、文芸であはれば少し前の単行本が200円で大量に並んでいる。この単行本の200円コーナーは好きな棚だ。単行本はあまり人気が無いので、小説なら大きさだけを我慢すればきれいな単行本が安く見つかって嬉しくなる。ブックオフでは文庫の100円コーナーか単行本の200円コーナーしか見ないのも、常に安く手に入れることに対して、喜びなのか、何かしらの達成感を感じているからなのだろうか。それはそれで切ない感じもするが「探す」という行為は、最高の暇つぶしであり、いい運動であり、ずっと継続していく趣味なのだろうと思う。

f:id:rocketboy_miya:20200213104557j:image

ただ、今でもKindleの日替わりセールは毎日チェックしているし、ハヤカワ、東京創元社、講談社、文藝春秋の50%オフのセールの時は気分的に上がってくる。でもKindleで本を買うことは確実に少なくなった。その内今まで以上に老眼が進み、読む事自体が億劫になってきたらKindle Paperwhiteに頼った方がいいのに、今は紙の本を買うことが楽しくて困る。

そしてスタバの紙袋をリメイクしてブックカバーにする。そうすることでブックオフで買った単行本をいつも以上に楽しく読めたりもする。今日もスタバでハムとチーズのフィローネを持ち帰るつもりである。文庫本なら4冊買えてしまうけど、それはそれ、これはこれ。

 

small-things.hatenablog.com

small-things.hatenablog.com