Small Things

感じたこと、考えたこと

週末は居酒屋でひとり飲みながらポメラDM200

金曜日は、ほぼひとりで飲む。

f:id:rocketboy_miya:20200124191033j:plain

この日は出張からの帰りだったが、いつもと同じように居酒屋に行った。最初は一人で飲んでいたが、右隣に知り合いが、そして左隣に知り合いが座った。ひとり飲みなんて、そんな感じである。ずっと一人という訳ではなく、常連が集まってきて徐々にカウンターが埋まっていく。来る時間も帰る時間も人それぞれなのが、一人飲みのいいところだと思う。

一方完全なひとり飲みというのは、馴染みの店には行かず、まさに群衆の中に飛び込んで孤独を味わうことを言うのかもしれない。でも最近は行きつけの店に行くことの方が多い。以前は新規でどんどん飛び込んでいったが、あまり広げても通うのには限界もあるので、やはり自分のペースに合わせて馴染みの店に定期的に通えるぐらいがちょうどいい。

 カジサックのYouTubeでNON STYLEの石田さんが出演された回。石田さんはある居酒屋にずっと一人で通い続け、焼酎を飲みながらパソコンで作業をしていた、というエピソードが語られていた。今の奥様はその居酒屋の大将の娘さんとの事で、ひたすら居酒屋でノートPCを開いて作業をしながら、娘さんとのきっかけを待ち続けた石田さんに、何か新しい居酒屋での一人飲みスタイルを感じた。

居酒屋でのひとり飲みは確かに時間を持て余す、ようは暇な時間が多いのだ。テレビがあればテレビを見る、大将と話す、隣の知らない人と話す、本を読む、結局スマホをいじる、という感じで過ごすことが多い。そこでノートPCを開いて作業というのはかなり斬新であり、ちょっとハードルが高くてちゅうちょする。iPadで雑誌を見たりするのがぎりぎりで、Kindle Paperwhiteでの読書も意外とぎりぎりかもしれない。でも居酒屋で思いついたことを今書きたい時も確かにある。その時にノートPCを開けて書く。無心になって書く。いや、さすがに大袈裟過ぎやしないだろうか。

f:id:rocketboy_miya:20200125114606j:plain

そこでポメラDM200である。これならばまだ小さいし目立たないような気がする。いや、意外と目立つような気もする。実はポメラDM200はかなり大きいのだ。でもポメラは昨年来ずっと電源を入れられることなく眠り続けている。なんとかして使わなければ25,000円が無駄になる。新品だと35,000円、中古でもあまり値崩れすることなく25,000円前後。これは高い。いや安いようで高い。それがポメラ。だからこそ使い倒す必要がある。

ただ居酒屋でポメラを開いたとして、隣の人には必ず気づかれてしまう。そして「パソコンですか?小さいですねー」と必ず聞かれるような気がする。そこで「いやいや、これはパソコンではなくて、キングジムのポメラというですね...」と解説する必要が出てくる。それだけは避けたいが絶対に避けることが出来なさそうだ。「実はテキストしか打つことが出来なくて...でもこんなに大きいんですよね...ハハハハハ」「あ、そうなんですね(棒)」と静かに会話が終わっていくのは想像に難くない。

この日はついにポメラDM200をカウンターに出してみた。その記念すべき日だった。もちろんまだ隣には誰もいない。だから今だ、今しかない、と思った。居酒屋でひとりポメラ。少し緊張してきた。そして久しぶりに電源を入れた。素っ気ない画面が現れた。この素っ気なさがいい。何もない画面。「無題」というテキストを入力することしかできないポメラのしたたかさと無機質さ。それが居酒屋のカウンターとなぜかマッチする。

まずい、隣に人が来た。見られてはいけない。絶対に他人に見られてはいけない。慌ててポメラを閉じバッグにしまった。初めての居酒屋ポメラが終わった。もちろん一文字も打っていない。

キングジム デジタルメモ ポメラ ブラック
 

small-things.hatenablog.com