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揚げもの好きはメンチカツで晩酌する

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 メンチカツで晩酌するのが好きだ。

メンチカツで晩酌する

最近は高級志向からなのか100円ではもちろん買えず、150円でも買えず、180円が定番化しつつあるメンチカツではあるが、見かけるとついつい買ってしまう。揚げたてに巡り合うことは少ないが、こちらには完璧な「揚げもの・フライの温め直し方」があるので冷たくても特に問題はない。メンチの厚さとふくらみ重視である。

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メンチカツとしての人生

そもそもメンチカツは贅沢品である。ひき肉をまぜている時に、そのひき肉自身の思いは、今日はハンバーグになるんだと確信している可能性がとても高い。ハンバーグとして焼かれるひき肉は、子供たちからも大人からも愛され、その生涯を終えていくことにこそ生きがいを感じているはずだ。

それがである。まさか自分がメンチカツになってしまうとは夢にも思わなかったひき肉群。ハンバーグになる夢をあきらめ、小麦粉をまぶされ、溶き卵にくぐらされ、生パン粉まみれになりながら、160℃の油の中に投入されるのだ。これはつらい。そして熱い。絶対に熱い。ひき肉の状態でそのまま焼かれれば愛されるハンバーグ、それをあえて揚げられてしまうメンチカツ。そんなメンチを味わいながら晩酌するのが好きなのだ。

ローソン「あふれメンチ」の登場

ローソンから「とけコロ」と「あふれメンチ」という揚げもの好きにはたまらない商品が発売された。特にこの「あふれメンチ」はその名のとおりジュワっとスープがあふれだすのである。中の具は2層仕立てであり、どうやら牛と豚の合挽き肉を外皮に、中はコンソメベースのスープが隠されており、あふれ出る肉汁を楽しめようになっている。斬新なようでいて、意外とありがちな安心感にホッとする。そして専用BOXのまま食べる感じも晩酌、家飲みにぴったりである。家飲みは孤独なのだ。家族がいても孤独なのが晩酌なのである。専用BOXのまま食べる哀愁。それがいい。

メンチカツと「きのう何食べた?」

この日も家飲みで芋焼酎のお湯割りを飲みながらメンチカツをつまむ。うまいなあと思う。ハムカツだとうまいなあと、しみじみ思うことはあまりない。でもメンチカツにはその全域ひき肉という自信に満ち溢れた深みがある。そしてNetflixで「きのう何食べた?」を観ながら「あふれメンチ」をつまむ。そしてひとりクスクス笑う。たまに大声で笑う。しかし西島秀俊も内野聖陽も最高である。そして「あふれメンチ」も最高だ。もう1個買って来ればよかったな、と思う。そんな晩酌が好きだ。

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