Small Things

感じたこと、考えたこと

すき焼きでの晩酌に課題を残す日々

すき焼きが急に食べたくなる。

それも週末の午後、突然今日はすき焼きがいいなと思ってしまう。でもすき焼きを食べ始めると少し忙しくなり、落ち着いて食べることが出来ない。

晩酌は毎日する。特に日曜日の晩酌は笑点、まる子ちゃんが始まるぐらいから飲み始める事が多く、そのあと大河ドラマから、TBSのドラマまで流れていくのでかなり長丁場である。おそらく普通は食事をしてから一旦テーブルを離れ、リビングのソファに座って、お茶を飲みながらゆったりとテレビを観始めるのかもしれない。食事は食事であり、その後のくつろぎは別という感じなのだろう。

しかしテレビとテーブルの位置関係からして、どうしてもテーブルから動く事なく、ずっとそこで食事をし、酒を飲み、テレビを観てしまう。古い椅子なのに幅広で意外と座り心地もよくあぐらをかき、途中から本を読み出し、ノートPCまで開けてしまうのである。よって長い。長い食事になる。ずっとダイニングのテーブルから離れることがない。

「きのう何食べた?」の2LDKのアパートにおいてもダイニングテーブルとソファがあり、シロさんとケンジがハーゲンダッツを食べるのはやはりソファである。そもそも二人は晩酌をしない。ご飯はごはんであり、イベントの時にしかワインやビールを開けることはない。食費の節約のためとはいえ、ちょっとシロさんの生活はストイックに満ち溢れている。

そしてすき焼きである。ちなみに「きのう何食べた?」の12巻89話にはすき焼きが登場するらしい。〆が卵どんぶりとのことで、単行本をすぐにでも買ってこよう。一般的な関東風のすき焼きは肉と野菜と割り下を用意して、まずは鍋を中火で熱する。野菜に関してはいろいろと決まりがあるようで少し面倒だ。春菊は根元の堅い部分を切って半分に折る、白菜はざく切り、しいたけは軸を切り落としてカサに切り込み、長ねぎは1cm幅の斜め切り、焼き豆腐は10等分、しらたきは熱湯でさっとゆで、水けをきり食べやすい長さに切る。

そして熱した鍋に牛脂をひき、まず長ねぎを入れる。ねぎに焼き色が付いたら肉を入れて焼く。牛肉、ねぎの順番と書いてあるレシピもあるが、取り敢えずねぎを先に焼くことにしている。肉の色が変わってきたら割り下をまわしかける。鍋を弱火にして、春菊以外の具材を入れて煮込む。15分程煮込んで火から下ろす。春菊は食べる時に入れるのでいいだろう。今のところ不明な点が4つ。

  • 長ねぎと肉を焼く順番
  • 割り下を入れるタイミング
  • 春菊を入れるタイミング
  • 煮込んで火から下ろすタイミング

割り下に関しては先に鍋で肉を焼いておいて、そこに割り下を入れるのが、やっぱりすき焼きだと思う。最初に焼いてこその「すき焼き」であって「すき煮」ではないのだから最初だけは必ず焼きたい。そして春菊を入れるタイミングと言っておきながら、実は春菊はそれほど必要性を感じていない。必要なのは肉とねぎと豆腐だけでいいのではないか。確かに春菊も白菜もしいたけもあってもいいが、絶対欲しいかと言われると無ければ無いで構わない。ただ、しらたきは少し欲しいなと感じる。

あとは火から下ろすタイミングを間違わなければ、ゆったりとした晩酌が出来るのだろうか。いつもせわしなく鍋にむかうものの、食べている内に鍋の中が煮詰まってしまい、鍋の中も自分の気持ちもなぜかどんよりとしてしまう。今度は肉と長ネギと豆腐だけのすき焼きで、日曜日にゆったりとした晩酌を楽しみたい。

きのう何食べた?(12) (モーニング KC)

きのう何食べた?(12) (モーニング KC)

  • 作者:よしなが ふみ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2016/10/21
  • メディア: コミック