フライを買ってきた。
この日は串カツとメンチを買った。
何故フライを買うかというと、晩酌で最初の缶ビールを飲む時用に買ってくるのである。缶ビールをスパっとあけて、グラスに注いで、ゴクゴクゴク、プハーー、としてから、フライをつまみ、そしてまたビールを流し込む。
最高な瞬間ですよね。よって家でフライを揚げるという選択肢はなく、揚げもの・フライは買ってくるもの、という位置付けになっている。
ここで問題なのは買ってきたフライが冷め切っていることである。冬の時期は冷たく固まっている茶色い物体であり、そのまま食べるという選択肢はもはや無くなっている。
ここで敢えて冷たいフライを食べながらビールを飲むという、かなり自虐的な晩酌をする気分でもなかった。ただ温めないで食べるというプレーも嫌いではないのだが、この日はフライを熱々で美味しく食べたい気分の方が勝った。
でも電子レンジでチンするだけだと、ちょっと違う食べ物に変貌してしまう時がある。何かコツはあるのか。
この日、フライを買ったスーパーに「おいしく召し上がっていただくために〜フライの温め直し方」という張り紙があった。これだ、と思った。これしかない、と思った。
今までなんとなくチンしただけで食べていたフライ。なんか違う感じがしていたが、まーいっかと諦めていたフライ。もちろん温め直しの方法なんてネットで検索すればいろいろと出てくるのだろうけど、この張り紙通りに忠実にやってみたくなった。
フライ・揚げ物の温め直し方
- 電子レンジ(500W)で30秒ほど温める(ラップはかけない)(フライからふわっと湯気が出るくらいが目安)(冷蔵庫から出した場合は長め)
- アルミホイルをくしゃくしゃに丸めて広げる(オーブントースターの天板の大きさで)
- オーブントースター(300W)でそのアルミホイルを敷いて2~3分温める(ボール状のフライなど高さのあるものは上にアルミをかぶせると焦げにくい)(アルミでフライを挟むように)
- 完成(天ぷらにも応用可能)
アルミをくしゃくしゃにするのか、そしてアルミでフライを挟み込むのか、と新たに学ぶこともあり、張り紙通りにやってみた。
こ、これは、うまい。このひと手間で本当においしくなる。
ただチンしただけでは味わえない熱々でサクサクな感じとなり、最初に缶ビールを飲む時のお供としてのフライのクオリティアップが凄いことになる。
確かにレンジとオーブントースターの両方を使う温め直し方は浸透しているものの、お店が提示する温め方をその通りにやってみると、斜め上のおいしさにびっくりする。
今日もフライ買ってくる。
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