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「家族のレシピ」を彩の国さいたま芸術劇場で観た

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 彩の国さいたま芸術劇場の映像ホールで『家族のレシピ』というシンガポール・日本・フランス合作の映画が上映されていたので観に行った。料金は一般1100円で当日現金支払い、各回入替制、そして整理券制というシステム。

 平日の朝10:30からの上映で観客は20人弱ぐらい。座席は150席ある立派な設備で、最前列でもスクリーンの角度的に問題なさそうだったので、最前列でゆったりと鑑賞した。

 日本とシンガポールのソウルフード、ラーメンと肉骨茶(バクテー)がつなぐ、国境を越えた家族愛の物語であるが、まったく情報を入れずに観たこともあり、なんだか前半から泣いてしまい、後半は鼻をすすり、声を出す勢いで泣いてしまった。完全に不覚だった。

 斎藤工さんの演技を始め、父親役の伊原剛志さん、フードブロガー役の松田聖子さんの演技がとても自然体で素晴らしく、ふと観た映画がこんなにも心動かされ、とても幸せな気持ちになった休日だった。そして現地のシンガポール料理がとにかく美味しそうであり、聖子ちゃんのフードブロガー役はオーラが凄く、完全にハマリ役だったと思う。

 映画も小説も、事前の情報などを入れずに、観たり読んだりするほうが確実に面白さは増していくと思うのだけど、もしかしたら難解なストーリーだったり、もしかしたら理解出来ずに終わってしまうかも、などと考えてしまうのは、私の気の小ささから来るものだと思う。まぁ観て分からなければ、もう一度観ればいいのだけど。

 しかし無性にシンガポールに行ってバクテーを食べたくなる映画だ。 

絶品! シンガポールごはん~「家族のレシピ」公式グルメブック (だいわ文庫)

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