浦和の洋食居酒屋 akichiに行ってきた。
2014年3月に浦和駅北口からすぐの高架下にオープンして以来、ずっと通い続けている洋食居酒屋akichi（アキチ）。居酒屋という名を冠しているように、洋食の居酒屋でありビストロという名を付けなかったコンセプトに惚れ惚れする。居酒屋なので一杯だけ飲むことも可能で、なによりすべての料理が美味しいので、一人でも二人でも複数人でも確実に楽しむことができるのがakichiなのだ。
以前は浦和の居酒屋で2軒ぐらいハシゴしたあと、最後にひとりでakichiへと寄り、お通しとワインとあと1品何かを注文することが多かった。料理はフレンチテイストなのでワインに合うのは間違いなく、ワインをグラスで頂いて洋食居酒屋一人飲みでグイっといける。
まずは焼き野菜のバーニャカウダーで野菜を摂る。焼き野菜は、野菜の水分を飛ばしてくれるので、凝縮された旨味と深みが味わえるのがとってもいい。そしてオリーブ油、アンチョビ、にんにくで作ったソースに焼き野菜をつけて食べる。もちろん間違いなく旨い。
毎回注文しているレバームース。秘伝の甘味に初めて食べる人は「こんなの初めてー」と必ず叫ぶ一品。いつも複数人で取り分けるので、どうしても一人1つになる。でもここは一人ですべてを独占したい気持ちに駆られる。実はハーフサイズもあってそちらは3つなので、まさに一人飲み仕様。今度一人で完全に独占する事を決意。これぞ罪深き旨さ。
この日は生ビールからハイボールを挟んで赤ワイン。とにかくワインに合う料理が多いので、複数人ならおのずとワインのボトルをオーダーする。あっという間に無くなるのは致し方無し。はい、次って感じで追加ボトルをオーダーする。
確実に気になるakichiのコロコロコロッケ（正式名称）。ご実家のお母さまの味を再現されているとのことで、これぞ洋食居酒屋の醍醐味が凝縮している美味しさだ。
そしてこれが毎回メインの位置付けとして君臨するハンバーグ。もちろん毎回注文する一品。 正式名称は「肉汁じゅわ～ハンバーグ」で100回以上こねこねしているらしい。しかし、この肉肉感。これぞ至福にして絶品としか言いようがない美味しさなのだ。
これはもう完全な肉である。 取り分けながら弾力を確認するためこっそりと押してみる。まさに正式名称「肉汁じゅわ～ハンバーグ」の真髄を発揮する瞬間である。
そして次は魚料理にしようかとも思ったが、次も肉。牛ホホの赤ワイン煮。まさに肉攻め。このトロトロ感と深みのある味付けがとにかくクセになる美味しさ。肉は正義であり肉は決して裏切らないことを確信する。
そして〆はウニクリームパスタ。濃厚なソースと、うにの旨味が大変素晴らしい。これもほぼ毎回注文してしまう。そして人数がいる時は大盛り。このパスタを食べずには絶対に帰れない。ほんとしみじみと旨いのだ。
修行を積んだ誠実なご主人と、優しい奥様との居心地の良いハートウォーミングな空間と美味しい料理に心からシアワセになる瞬間。また伺います。
