居酒屋での豆腐
居酒屋で酒を飲む時にいつも同じ料理を注文する。その代表格が豆腐である。今の時期、冬だとやっぱり湯豆腐になるが、出来れば夏でも湯豆腐がいい。一年通して必ずある冷や奴も定番。できれば冷や奴から湯豆腐の流れも魅力あるが、なんとなくちゅうちょして、結果どちらか1つになる。
豆腐というつまみは何度食べても罪悪感が無く食べることができるのが良い。糖質制限中であってもいくら食べても問題ない(気がする)。そして居酒屋では酒が主役。素材が良ければ料理は素材本来の味がいいのだ。
そして湯豆腐はシンプルに豆腐だけがいい。たまに白菜、椎茸、えのき、シラタキ、大根、人参、ほうれそう達がてんこ盛りに入ってる湯豆腐とは思えない料理が出てくるが、いや、豆腐だけ、もしくは飾り野菜は少しでいい。湯豆腐なんてそこまで大袈裟なメニューではないのだ。
あとは醤油とネギ。焼き海苔や白ごまを出してくれるところはほぼ無いので、これは自宅でやるしかない。それと豆腐一丁にカラシを塗って、その上にネギとカツオ節をのせて、上から醤油をかけて食べる湯豆腐もあるらしく是非今度試してみたい。
湯豆腐の一番の魅力は「なごむ」こと。和みを求めて今日も明日も湯豆腐を注文する。
居酒屋での鶏の唐揚げ
唐揚げも必ず注文する。一人で食べるときは量が気になるため、1つから注文できる店はとても助かる。大体2つオーダーするが、もう少し食べたくなったら追加すればいい。出来れば最初の瓶ビールを飲む時に唐揚げがあればいいのだけど、そうはいかないので、最初の一杯はお通しをつまみながら飲むことになる。家飲みでは最初の一杯目から唐揚げをつまみたい。
京都川端二条近くの居酒屋「赤垣屋」の鶏の唐揚げは美味い。メニューには若どり唐揚と表記されており、ふっくら、柔らか、ジューシーという感じよりは、あくまで質実剛健、そして老舗の頑固な味が楽しめる。そして醤油、辛子、マヨネーズが添えてあるのも嬉しい。
いつも同じ料理を注文する
居酒屋は気に入れば毎日行く場所である。特にメニューが変わることはないのだけど、同じ店で、同じメニューで、同じものを注文して、酒を飲む。もちろん料理が美味しいのは嬉しいのだが、料理よりは店の雰囲気、主人の人柄、酒を飲んでいる時の居心地の良さが優先される。
豆腐と唐揚げ、おから、塩辛、モツ煮。刺身があればマグロ、カツオ、〆サバ。やきとん屋ならカシラ、おでんなら玉子、大根、厚揚げ。もうそれだけでいい。というか他は思いつかない。好きなものを毎回注文し、そこには飽きるという概念は存在しない。いつもの店で、いつもの料理で、気持ちよく酒を飲みたいのだ。