Small Things

感じたこと、考えたこと

いい肉の日にジムの仲間といい肉を食べた日

 いい肉を食べた。

 比較的肉食ではあるものの、毎月29日、特に11月29日の「いい肉の日」に肉を食べる事が重要である。大人はきっかけが必要だ。そのきっかけによって生まれる時間を大切にしたい。

 そのきっかけによって生まれた時間に、美味しいものを食べ、美味しいお酒を飲み、楽しく会話を楽しんで、またねと言って別れる。日々の生活においては、特に変化が無く過ぎ去っていくのが普通だ。朝起きて、会社に行き、ジムに行く時もあるが、帰ってきて、そして寝る。その繰り返しの毎日で、また一つ歳をとり、あっという間に年末を迎えるのだ。

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 11月29日の「いい肉の日」は、宮崎県の「より良き宮崎牛づくり対策協議会」が宮崎牛をアピールするために制定されたようだ。毎月29日の肉の日以上に肉、肉、肉と朝から肉の幻影が駆け巡り、朝ごはんにステーキ400gぐらいは食べられる勢いの自分だったが、朝はコーヒーとゆで卵だった。

 この日はジムの仲間達と肉のコースで飲むという場に参加させて頂いた。ジムの仲間という同じ趣味をもつ同士だが、元々他人の方々とジムという共通の繋がりだけで飲むというカルチャーが存在する。これがなかなか独特の世界で楽しく、あっという間に時間が過ぎ去っていく。

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 コースのトップはフレッシュオイスターだった。ここはビールと一緒に一気に流し込みたい。飲みながら、食べながら、最初からトップギアで会話が進んでいく。もちろん会話の内容はジムの話題だけだ。基本的にジムの飲み会での会話は100%ジムの話題である。途中、時事や芸能やスポーツの話題になるかというと、これが一切ならない。最初から最後までジムの話である。そこが面白い。なんでそんなにジムの話題があるの?と思うかもしれないが、これがあるのである。次から次にジムの話題になる。

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 飲み放題コースがとても充実しており、最初のハートランドの次はヒューガルデンにした。そしてその次もヒューガルデン。これはシアワセである。

 ヒューガルデンとはベルギーのホワイトビールで、淡いイエローの色合いと、ビールが苦手な人でも楽しめる爽やかな味わいが特長で、この華やかさとスッキリとしたフレーバーは何本でもいける勢いを持つ。うん、旨い。この充実した飲み放題メニューを改めて確認し、今日は赤ワインへのシフトをやめ、海外ビールで突っ走ることに決めた。

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 そしてガーリックバターのムール貝が登場した。バケットが付き、もう見ただけで間違いないのである。柔らかめのパンだったのでムール貝を挟んで食べる。最高である。もちろん会話も盛り上がるが、ずーっとジムの話題であることに変わりはない。次から次へとジムの話題が続いていく。しかしこのムール貝の美味しさよ。

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 ギネスが無かったこともありドイツのスタウトを注文したが、一番搾りの黒生が来た。でもこれはこれで旨い。関東では黒ビールを置いてある店が少ないので、久しぶりに飲むことができた。ちなみに関西では、この小瓶サイズの黒ビールがどこの居酒屋にも串カツ屋にもあるのだ。関東には無い。それが寂しい。 

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 チーズフレンチフライが出てきて、その危険な美味しさを楽しんでいると、ついにステーキ2種盛合せの登場である。一人300gの迫力。アメリカ産ブラックアンガス牛が今、目の前に現れた瞬間、珍しく会話が止まり各自スマホで撮影する。私もパシャパシャ撮ってから実食。

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  旨い。サシの入った柔らかさと、この濃厚な旨味が口の中に溢れ出す赤身の底力を実感する。直火ってほんと香ばしくて美味しさが増す。やっぱり赤ワインだったかな、と思いながらも再度のヒューガルデンを注文する。 

 話は尽きずジムの話題が続いていく。でも肉が目の前にある安心感、安堵感はほんと心地よい。肉は正義。肉は裏切らないのである。

 「いい肉の日」という1年に1回しかない日をきっかけにジム仲間と飲んで食べる。もちろんいつ飲んでもいいのだけど、あるきっかけから生まれる瞬間を大切にしたいのだ。

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  2種類の肉の1つはイチボという牛のお尻の先の肉。赤身好きにはたまらない。あと1つは低カロリーなサガリ。とにかく肉を食べているんだと実感する肉の味である。

 肉を食べることによって、斜め上の高揚感とヴァイタリティが溢れてくるのは間違いないようだ。次は赤ワインでも徹底的に深堀りしたい。

 

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 今週のお題「いい肉」