急にスポーツ新聞を買うようになった。
それは毎日ジャイアンツ戦を観るようになったからだ。よってスポーツ報知を買っている。
駅の売店かコンビニであれば普通に売られている。150円という値段も今まで知らなかった。意外と安い。
そして今は大人専用のページも無くなっていた。まぁその方が良い。
今は毎日の巨人戦が楽しみになっている。もちろん本を読んだり、ラジオを聴いたり、映画を観たりと、何かしらの刺激はあるのだけど、プロ野球は毎日ある。そこが凄い。
サッカーと違ってBSかCSかどこかで必ず放送があり、ラジオでの中継もある。環境が整いすぎている。
スポーツ報知巨人取材班によるリアルタイムのツイートへの反応も楽しく、こんな世界があったんだと驚くことが多い。
そして翌日の朝、スポーツ報知を買うまでがワンサイクルである。
ただどこで新聞を読むか。これが意外と大変だったりする。
いま電車で紙の新聞は誰も読んでいない。会社の自分の席でもいいのだけど、もちろんまわりも誰も新聞なんか読んでいない。
そもそも紙の新聞を買う人自体少ないだろうし、今はもうすべてネットで完結している感じだ。
そこにきて紙の新聞を読むという行動様式。昼休みにちょこっと新聞を開いたりもするが、すぐに閉じてカバンにしまう。
結局朝買って、家に帰ってから夜に読む、という妙なことになっている。
そして新聞はたまる。捨てないとどんどん積み重なっていく。
そこで新聞紙をクシャクシャにして、水で濡らして、鏡を拭く。そしてもう1枚クシャクシャにして乾拭きをする。
素晴らしい。こんなにもきれいになるのかと驚く。驚愕と言っていい。
続いて再度新聞紙をクシャクシャにして水で濡らして、今度は窓を拭く。そしてもう1枚クシャクシャにして乾拭きをする。素晴らしくて泣ける。
読み終わったスポーツ新聞でこんなにも鏡や窓が生まれ変わるなんて。
朝に買ったスポーツ報知を家に持って帰り、その新聞紙で鏡や窓を拭く。もうなんでも拭きたくなる。新聞紙をクシャクシャにしたくなる。
そしてピカピカにしたくなる。