Small Things

感じたこと、考えたこと

セブンのコーヒーにフタをつける時の緊張感

セブンイレブンのコーヒーを毎日飲む。

出勤しているときは必ず飲んでいる。朝に以前なら青(キリマンジャロ)今なら赤(グアテマラ)、昼に白、そしてどこか区切りのいいところでもう一杯ぐらい。

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注文の仕方

赤のラージで、もしくはコーヒー白のラージで、と常にラージサイズを注文する。ラージではなくL(エル)と言うのが主流なのかもしれないが、「ラージで」とずっと言い続けている。

注文の仕方としては「コーヒーお願いします」だけだと、ホットですか?レギュラーですか?普通のですか?白ですか?グアテマラですか?といろいろ質問されることになる。

よって普通のサイズのホットコーヒーを注文したければ、「コーヒー白のレギュラー」もしくは「コーヒー赤のレギュラー」と言えばスムーズだ。

白とか赤とか少し面倒だけど、白(普通のコーヒー)と赤(グアテマラ)がカップの色なので、コーヒー、白か赤、レギュラーかラージ、かを言えば問題なく買うことができる。

そして新しいコーヒーマシンだと、白のカップでも赤のカップでもカップを置くことでボタンが自動で表示される。そのボタンを押すだけでコーヒーを淹れてくれる仕組みである。

そしてフタをつける

さて問題はここからである。ホットコーヒーなのでフタをつける。持ち運ぶのであれば、コーヒーのフタは必須である。

グアテマラ用の赤のカップが黒いフタ、白のカップが白いフタ、ということに一応なってがいるが、どちらをつけても構わない。

ここで生死を分けるのが、フタのつけ方、はめ方、しめ方である。ここをミスるとその場でコーヒーをぶちまけたり、持ち運んでいる途中でコーヒーを盛大にこぼしたり、かなり悲惨な状況しか思い浮かばない。それほどのリスクがひそんでいるのが、このセブンのコーヒーにおけるフタなのだ。

まず淹れたてのコーヒーをそっと平らな場所に置く。隣に誰もいなければ、コーヒーマシンが置いてあるスペースに置くことになる。出来る限り余裕のあるスペースを探して、そっと置きたい。

カップの固定とフタの閉め方

そして置いたカップを右手もしくは左手で固定するようにつかむ。できれば小指をテーブルにつけて固定させ、カップが動かないようにてのひら全体で支える感じである。

そして反対の手でフタを持つ。左手でカップを支えたら右手でフタを持つ。その時フタの内部を上に向け、フタをてのひらで包み込むように、てのひら全体でフタを持つ。というかフタをてのひらの中に入れる。

そしてフタをカップに装着する工程に移っていくが、もうフタはてのひらに包み込むように持っているので、そのまま上からカップに近づける。

その時、まずカップのふちとフタのみぞ、どこか1点を決めて、フタのみぞをカップのふちに噛ませる。そこからフタを包み込むように閉めていく。

そして最初に噛ました反対側のふちとみぞが合わさり、パチっと音がして、フタが閉まる。完了である。これでフタは完全についており、閉まっているはずだ。

決して油断できない

今日、実はこの過程の中で、コーヒーをこぼしてしまった。こぼした量は五分の一ぐらいの量だったのでそこまでのショックはないが、今まで100%成功してきたこのセブンのコーヒーにフタをつける成功記録が途絶えてしまった。そのことがショックだった。

まず淹れたてのカップを置くスペースに余裕が無かった。そしておそらくしっかりと(この日は)右手でカップを支えなかった。

加えて、隣に人がいた。この隣に人がいると緊張が走る。この幾多の条件が重なり、コーヒーがよく分からない状態でこぼれた。その時何が起こったのかはあまり覚えていない。それほどショックだったのだ。

セブンのコーヒーとフタとの戦い 

毎日飲むセブンのコーヒー。夏でもホットを飲むことが多いため、フタを「つける」という作業がどうしても発生する。そして自分自身、日々年と共に衰えを感じる。この手元の衰えを如実に感じるのが、このセブンのコーヒーでフタをつけるという作業である。

もっと簡単につけられないものだろうか。でもセブンのコーヒーは試練を与えてくれる。フタをつけることに一定の困難さを与えることで、老いと向き合い、老いと戦っていけと言ってくる。

先日ある人がフタをつけている時、思いっきりコーヒーをこぼしていた。カップにコーヒーが一滴も残らないくらい、激しく、そして大胆にこぼしていた。いつか自分にも、そのような時がくるかもしれない。だから次も「しっかりとつけよう」、そう思った。

 

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