Small Things

感じたこと、考えたこと

かっぱえびせんの衝撃、鼻血の衝撃

相変わらず唐揚げ専門店の「鶏の唐揚げ」に病みつきになっている。

毎日食べたいのだけど、家族による監視の目もあり、毎日食べるというわけにはいかない。仕方なく1日おきとか、2日おきとか、まぁまぁのペースで買って帰る。

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やっぱり唐揚げ専門店の唐揚げは、あまり期待していなかったゆえに、不意討ちを受けたかのような"うまさ"だったのだ。最近あまりそういう不意討ちを受けるような美味しさに巡り合わない。

前もって「こんな感じなんでしょ」という美味しさ想像をして「ま、まぁ、こんなもんかな」という想定内の結果となることが多い。あまり燃え上がるような、突然にして衝撃の出会い、というのは少ない。

最近、そのような不意討ちを受けたような美味しさのものって、何があったかなとふと考えてた。

 

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まずかなり前だと、551蓬莱の焼売(しゅうまい)。これは「おっ」と思った。不意討ちかどうかと言われると、結局焼売は焼売なのだけど、これは普段食べたことのない焼売であり、確かにうまい、と思った。

それからはもう我慢できずに、新幹線の車内で缶ビールと共につまもうとしたり(においがそれなりにすごい)、551の保冷バッグを買い続けたことで、家があの保冷バッグだらけになった。

 

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あと梅田のPAO2(パオパオ)という四川・餃子バルのプレミアム餃子は、期待以上の美味しさだった。プレミアム餃子とはフォアグラ餃子とトリュフ餃子のことであり、なるほど、これはうまいと納得するものだった。

フォアグラとかトリュフとかは、その言葉のインパクトが強く、食べるまでに期待値がもの凄く上がっていく。ただこのプレミアム餃子は、価格面からも納得のいく美味しさであり、訪問するたびに毎回、これはうまいうまい、となる。

 

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あとは甘いもの。特にケーキやシュークリームは、まだまだ新しい美味しさとの出会いがあるように思える。普通のショートケーキやモンブランも美味しいのだけど、今までとはちょっと違った甘さとの出会い、不意討ち的な出会いは少なくない。

そういう意味ではコンビニスイーツは各社商品開発に力を入れており、おっ、と思う美味しさとの出会いがある。ローソンのバスチーも不意討ちを受けた美味しさだったし、やはり甘さというのはパワーがある。

銀座の天壇で食べたミルフィーユロースとか、もうたまらない美味しさなんだけど、価格的にもそれはまた別次元の話なのかな、と感じている。

 

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ただ、不意討ちを受けたような美味しさという点においては「かっぱえびせん」の衝撃が忘れられない。

完全な不意打ちであり、衝撃的であり、ここまで美味しいものがあったのか、という感情のたかぶりを感じたのは、カルビーのかっぱえびせんだった。

それは小学校低学年の頃、おそらく母親から出されたおやつだったと思う。当時は透明なパッケージで、えびのイラストの上に「かっぱあられ」という名前が入っていたと思う。

な、な、なんなんだ、このうまさは。こんなおいしいお菓子があったのか。こ、これは夢じゃないのか。小学生だった僕はその日からもうずっと食べ続けた。毎日毎日かっぱえびせんを食べ続けた。

そして、鼻血がでた。

かっぱえびせんの食べすぎで鼻血が出てしまった。「やめられない、とまらない」というTV CMそのままだった。食べたら最後、本当にやめられないのだ。そしておのずと鼻血へとつながっていったのだろう。

母親も驚いていた。でも特に怒られなかった。それ以降しばらく、かっぱえびせんがおやつに出ることはなかった。

それからしばらくして、サッポロポテト つぶつぶベジタブル、サッポロポテト バーベQあじ、の発売が続き、また僕らは猿のように食べた。食べて食べて食べまくった。でも鼻血はもう出なかった。

焼売も餃子もスイーツも、あるタイミングで「おっ」となる瞬間がある。でも未だにかっぱえびせんの衝撃、鼻血の衝撃を超える食べものには出会えていない。

 

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