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漢字を減らして書く文章法ー読めない可能性のある漢字は使わないー

読みやすい文章を書くことはとても難しい。

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書いた文章を何度も何度も読み直し、余計な言葉を削っていく。回りくどい言い回しかどうかを確認し、接続詞や副詞が重ならないよう、自分なりに文章の形を整えていく。それでも、テンポよく読むことができる文章になっていかない。

漢字を減らす

堀井憲一郎氏の「いますぐ書け、の文章法」の影響を強く受けているので、まずは漢字を減らすことを心掛けている。

たとえば、あく(空く)、すく(空く)はもう絶対ひらがなで書く。読む人に複数の読み方で迷わせることはしない、ということが上記本にも書かれている。

副詞に関しても、ほぼひらがなで書く。まったく(全く)、ほとんど(殆ど)、しばらく(暫く)、はなはだ(甚だ)と、できる限り漢字では書かないよう心がけている。

いまなんとなく「ひらがな」と漢字で書かなかったけれど、これはもう自分の感覚でしかない。「平仮名」という漢字を読む時、少し重いなぁと思う。そしてなぜか読みにくいと感じてしまう。

読んでいる人の感情が、一瞬でも変わってしまいそうな時はひらがながいい。ただその判断は自分でしかできない。

躊躇とは書けない

よく「躊躇(ちゅうちょ)する」と書きたくなる。でも「躊躇」という漢字はなるべく使いたくない。書けと言われても書けないし、画数の多い漢字は見ただけで手ごわさが伝わってくる。少しでも「えっと...ちゅうちょ、だったかな」と読んでいる方がつまづくような漢字はひらがなしかない。

以前ひらがなで「ちゅうちょ」と書いたのだけど、突然文章中に「ちゅうちょ」という言葉がでてくると、視覚的に少し変かなとも思う。ただそうなったらもう別の表現を使うしかない。「迷う」「ためらう」で意味が変わらなければそれを使う。

たまたま読めている

いやいや「全く」も「躊躇」も普通読めるよ、とほとんどの方は思われるかもしれないが、それは読み方を知っているからである。たまたまどこかで覚えて知っているだけだ。

知らない人は知らないし、読めない人は読めない。そして読むことができない漢字と出会った瞬間、イラっとすることは普通のことなのだ。

読むことをやめる瞬間

「泡沫(うたかた)」もよく漢字で書かれている記事をみる。一瞬でも読み方を迷ったり、「ん?」「えっと」と思ってしまうと、そこで読むのをやめてしまう可能性がある。いや、読むのをやめてしまうことが、普通だと思っておいた方がいい。

たかがブログである。論文を読んでいるわけではないのだ。

だから意味のわからない単語や読み方に迷ってしまったら、そこで読むのをやめるのは当たり前だと思う。たかがブログという意味がここにある。

iPhoneで単語を長押しして「調べる」を押す人なんてそうそういない。ブログで漢字の勉強なんて絶対にしたくないなと思う。

ブログを読むということ

ブログを書いてる人は誰かに読んでもらいたいと思って記事を書いている。それが1人でも3人の方でも読んで頂ければとてもうれしい。

でも普通は途中までしか読まない。いやタイトルだけ読んで、ざっとながめて終わり。もしくは読み始めてみたが、読めない漢字が出てきてそこで終わる。

本当は漢字以前に、もっと読みやすく、スッと入ってくるような文章を書くことができればいいのだけど、なかなかそうはいかないのは自分の実力の無さだ。

毎日少しづつブログを書いてはいるけれど、読み返してみるとこの記事もなんか回りくどいなと思う。

 

 

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