平日出勤した時、帰りは家に直帰する。
これはコロナ危機が始まってからのことである。毎日、それも一週間ずっと家に直帰するなんて事は今までなかったなぁと改めて思う。
コロナ以前は会社帰りに居酒屋で一人飲んだり、会社の同僚と飲んだり、飲み会があったりと、そんな感じが普通だった。それが今は夜の街を完全スルーして帰宅するのである。なんという新しい日常なのだろうか。
湯船に浸かる
近頃かなり暑くなってきたが、家に帰るとシャワーだけでなく、なんとなく湯船に浸かりたくなる。暑いんだけど何故か肩まで浸かりたくなる。
沖縄では湯船に浸かることは一年を通してまったく無いらしいが、何故か寒くても暑くても浸かりたくなる。たった数分間、おそらくほんの一瞬なのだけど、そこで風呂専用の文庫本を読むことが好きなのだ。
風呂専用文庫本
なぜ敢えて風呂に浸かりながら風呂専用の文庫本を読むのかに対して明確な答えはないのだけど、風呂に浸かってぼーっとするのが苦手なのかもしれない。少しの時間だけでも風呂専用文庫本を読んでいるとなんだか少しホッとする。
風呂専用文庫本、風呂専用小説なので外界に持ち出すことは出来ない。風呂専用文庫本は風呂のみで生涯を終えていく。
風呂上がり専用ビール
ただ無理矢理にでも風呂に浸かるとその後のビールは格段に美味しくなる。ビールと言っても麦とホップなのだけど、あの絶妙な塩っぱさとビールを超えた旨さがより増してくる。しかし麦とホップは何故そこまで旨いのだろうか。
どちらかというと、文庫本を読むこと以上に麦とホップのために数分間でもお湯に浸かりたい。ある意味風呂上がり専用ビールが麦とホップだ。
「陸」というウイスキー
最近キリンから発売された「陸」というウイスキーを買った。近所のスーパーではいきなり1190円+税で売られていた。
この「陸」は度数が50度で容量が500mlなので少しだけ贅沢なのだけど、ぎりぎりデイリー飲みも可能な価格設定になっている。味はバーボンの甘さに似ていてソーダ割りが旨い。
50度なので1:5ぐらいで割りたいのだけど、最後に少しだけ「陸」を足してしまう。ハイボールにウイスキーを足せるのが家飲みの醍醐味なのだ。しかし500mlだと一気になくなっていく。
晩酌しながらWOWOWを観る
「陸」を飲みながらテレビに目を向ける。テレビには毎日バラエティが放映されている。
マツコの知らない世界や博士ちゃんの時は観るときもあるが、BSのWOWOWを観ることが多い。NetflixやAmazonPrimeでもいいのだけど、観る作品を選ぶのにとても時間がかかってしまう時がある。
Amazon Fire Stickの小さなリモコンで何を見ようかと探しているとあっという間に5分10分と時間が経ち、結局観るのをやめてしまったりする。かと言ってマイリストに保存してある映画やTV番組を平日夜に観る気分にもならない。
今放送中の映画を観る
WOWOWはBSなので録画ができる。これは大きなメリットであるが録画したものがたまっていく。よって晩酌の時は録画はせずに、そのまま今放送しているものを観る。
自分から映画やTV番組を選ばずに、WOWOWに任せて放映中のものをそのまま観る。途中からでも飲みながら観る。
先日も玉森裕太主演の「パラレルワールド・ラブストーリー」、岡田准一主演「ザ・ファブル」、「12か月の未来図」「ラッシュ/プライドと友情」が放送されており、自分で選んで無いこともあって気楽に楽しめた。
風呂上がり晩酌専用チャンネル
ただ今となってはWOWOWの月2,300円+税という料金はなかなか高額である。サブスクとは違うのだよ、という事なのだろうけど、さすがに料金を下げても加入者は増えないだろうから、逆に今後上がっていく可能性もある。
でも風呂上りの晩酌専用チャンネルとしては十分機能しており、たまに映画以外でもPerfume、BABYMETAL、東京事変等のLiveが来ると、もうWOWOWから離れられなくなる。
今はサブスクで自分の見たい映画やTV番組を決めるのが普通だとは思うが、民放におけるバック・トゥ・ザ・フューチャーやWOWOWで放送される映画のように、今放送されているものを観る感じである。それはよく分からない聞いたことのない映画だったりするのだけど、ウイスキー「陸」のソーダ割りを飲みながら、平日は自分で選ばない映画を観ることが好きなのだ。
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