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JAZZ入門の古本を買ってJAZZを聴いて挫折する

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ジャズのディスクガイドや入門書の中古本を見つけると、なんとなく買ってしまう。ただ何度ジャズ本を買っても、その後ジャズを継続して聴き続けたことが無い。何度も挫折しているのだ。

もう何十年にも渡ってジャズのディスクガイドや入門書を買う→本に紹介されているジャズを聴く→数枚聴く→いつの間にか聴かなくなる→ロックやソウルに戻る→ジャズのディスクガイドを買う→ジャズを聴く.....以下繰り返し、という感じになっていく。

どの入門書においても「ジャズは難しくない」と書いてはいるものの、やっぱり難しく敷居が高いと感じてしまうのだ。このトランペットは誰だっけ、このサックスは、と何故か追いかけながら聴いていくことになり、英語版Wikipediaでパーソネル(Personnel:演奏者全員)を探して確認しながら聴いていく。

もちろん自分の顔はどんどん難しく険しい顔になっていく。そして疲れてくる。その後結局ロックやソウル、R&Bに戻る流れになっていくのだ。日々ロックやソウルの新譜を追いかけながら、過去の名盤を聴いていくる中で、さて次は…JAZZでも聴くかという感じには、なかなかならない。

そして月日が経ってまたジャズガイドの本を買うのである。 今回は油井正一さんの「ジャズ・ピアノ」のガイド本を買ったが、ジャズピアノの歴史を油井さんが分かりやすく詳細に解説されている。309枚のディスクガイドは評論家達が書き、可能な限りジャケット、パーソネル、録音年月が記載されているので、また聴いてみようかなという気になる。

そして今回もジャズ本の影響を受け、以前から気になっていたホレス・シルバー(Horace Silver)を聴き始めた。BlueNote一筋って感じの人で、名前だけは知っていたが、しっかりと聴いたことはなかった。この「しっかりと聴く」っていう言葉が出てきてしまう時点で、また挫折する予感がしてならない。

ただこの1961年の「Doin' the Thing」っていうLiveアルバムは素直に素晴らしいと思った。ピアノはもちろんHorace Silver、トランペットがBlue Mitchell、テナーサックスがJunior Cook、ベースがGene Taylor、そしてドラムがRoy Brooksと、正直聞いたことのない人ばかりだが、一応後々のためにも復唱して覚えておく。しかし実にファンキーでカッコいい。このタイプからなんとかジャズを掘り下げていけないものだろうか。今度こそジャズを継続的に聴いていきたい。そしてファンキーなジャズを探していきたい。

 

ドゥーイン・ザ・シング

ドゥーイン・ザ・シング

  • アーティスト:ホレス・シルヴァー
  • 出版社/メーカー: EMIミュージックジャパン
  • 発売日: 2010/04/21
  • メディア: CD
 
12 Classic Albums: 1953-1962 (6CDs) by Horace Silver

12 Classic Albums: 1953-1962 (6CDs) by Horace Silver

  • アーティスト:Horace Silver
  • 出版社/メーカー: Enlightenment
  • メディア: CD