Small Things

感じたこと、考えたこと

素早くメモをとり、記憶に留める:ニーモシネにカクノで書く

 最近あまりにも物忘れが激しい。

 少し前に読んだ本のことを、少し前に観た映画のことを、加速度的に忘れていく。本に関してはミステリや文芸を中心に月に7, 8冊ぐらいを読み、映画に関しても名画座で2本立ての映画を立て続けに観ていると、1ヵ月前に読んだ本や、おととい観た映画のディテールすら、なかなか思い出せないのだ。

 特に1960年代の日本映画を神保町シアターや新文芸坐でよく観るが、酒を飲むシーンでどんな酒を飲んでいるかをチェックするのだが、あれ?ホワイトホースが出てきたのはどの映画だった?焼酎を飲んでいた映画は?家で角瓶を飲んでるシーンに氷は入ってた?と、もう訳が分からなくなる。

 最近は紙の本で小説を読んでいることもあり、気になった箇所やフレーズがどこに出てきたかも思い出せないし、少し前のことを思い出すのに苦労する。

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 このような現象自体が老化そのものなのだろうが、取り合えずメモだ、メモを取るしかない。スマホのメモでもいいのだけど、紙のメモ帳に書くことで記憶により刻み込まれることを期待し、メモ帳に手書きで書くことを大切にしたい。思いついたら、サッとメモ帳を取り出し、サッと万年筆を出し、サッと書き、サッとしまう。面倒がらずに、このサッサッサッの連続を常に心掛けるようにしてメモを取る。

 メモ帳をサッと出すには、胸ポケットに入れておくか、ズボンの後ろのポケットに入れておく事になる。また会社で背広を着ている時やプライベートな時でも、あっ、今メモ帳が無い、書くものも無い、結局スマホのGoogle Keepへメモ、という事にならないようにしなくてはいけない。いや、でもGoogle Keepはとても便利で、使い勝手も素晴らしいのは確か。メモ、リスト、写真をどんどん追加、追記することが出来、音声メモで記録すれば、文字に変換してくれる。そして検索も簡単だ。

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 そんなGoogle Keepに未練を残しつつも、マルマン「Mnemosyne」というメモパッドを使っている。「ニーモシネ」とかなり呼びづらい商品名だが「記憶の女神」という意味を持つらしい。とてもコンパクトであり一枚一枚切り取れるミシン目が入っている。以前コクヨのDEMICOUPER(デミクーパー)を使っていたこともあり、方眼罫がある方がやはり書きやすい。そして罫線の色が薄いグレーなのがとてもいい。マルマンの国産筆記用紙使用とのことで、その紙質のグレードは非常に高いと感じた。

 万年筆は取り合えずPILOTカクノの F(細字)を使っている。EF(極細字)よりは個人的に書きやすく感じる。しかしカクノは子供用という事もあり、ペン先に顔の絵があったり、何よりポケットに刺すときに使うクリップが無いのだ。子供がペンケースに入れて使うことを想定しているのかもしれなが、LAMYか シュナイダーを常に持ち歩くのも少し気が重いので悩ましい。

 メモをする時に、メモるべきはインプットか、アウトプットか、正直そんな事は考えずにメモを取り続ける。俊敏にメモを取ることが、とにかく大切だと感じている。

マルマン メモパッド ニーモシネ 方眼 A7 N179A 10冊セット

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パイロット 万年筆 カクノ FKA-1SR-LF 細字 ブルー

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