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感じたこと、考えたこと

日本酒はスッキリ爽やかな純米吟醸半合を白湯や水と一緒に楽しむことからスタートする

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 居酒屋において日本酒を飲む人は少ないイメージがあるものの、日本酒の消費量がピーク時の3分の1まで落ちたと言われても若干違和感を覚えます。でも国税庁のデータを持ち出しているので実際そうなのでしょうが、セレクトショップやイベント等で日本酒を楽しんでいる若い世代の人達は多いですよね。ただ会社の飲み会で日本酒を飲んでいる光景を見ることは少なく、ビールの後はずっとビールか、焼酎か、ハイボールに流れていく傾向が多い感じ。そもそも飲み放題2時間コースのメニューにただ「日本酒」と書いてあるだけだと、さすがに「どんな酒?」って感じで、誰しも日本酒が無かったかのように振舞います。

 ただ先日会社の飲み会で、地酒までもが飲み放題というコースで、純米大吟醸、純米吟醸、特別純米7~8種類がラインアップ。若い世代も黄昏世代も皆こぞって日本酒を注文していました。そして、これはスッキリ、これはどっしり、これこそ米の味!と飲み比べで盛り上がっている姿は、なんだか微笑ましかったのです。みんな飲み放題に美味しい地酒が含まれていれば飲むんだな、と。

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 基本的に旨い日本酒は高いという印象。そう感じます。日本酒は値段ではないと言う人もいますが、やっぱり美味しい日本酒は他の酒と比較して値段は高いと思う。1合800円ならまだしも、1合1200円とか1500円とか言われても、若い世代はもちろん、壮年世代も注文するのをちゅうちょしてしまう価格帯です。

 総じて美味しく華やかな純米大吟醸も、爽やかで品のいい純米吟醸も決して安くはない。もし半合やグラスで注文することが出来、1杯400円~500円ぐらいであれば飲んでみようかな、という気にはなるものの、まだまだ半合で注文できる店は少ないですよね。

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 それと6年前にもほぼ同じことを書いていますが、水や白湯を一緒に出してくれたり、水をボトルで用意してくれる店が自分にとっては良い店なのですが、なんとなく水すら頼みづらい雰囲気の店も多く、これが結構辛い。日本酒と一緒に水や白湯を飲むことで、胃の中のアルコール分が下がっていき、ゆっくりと気持ちよく酔うことが出来ます。あと口直しとしての効果もあるため、料理も一層美味しく楽しめると、良いことづくしだと思うのです。

 できれば白湯の方がカラダが冷えなくていいのですが、白湯をお願いすると「えっ」て顔をされる場合もあり、水を飲むことの方が多いです。少なくとも日本酒と同じ量の水や白湯を飲むことで酒の量も抑えられますし、何より日本酒をより一層楽しめると感じてます。

 で、結局なに?って事になりますが、スッキリ爽やかな純米吟醸をお願いします、と半合注文してみて、その場で白湯か水をたのんで、つまみと一緒にゆったりと楽しむ。そして半合やグラスで飲める店が増え、日本酒のロックやソーダ割りでも歓迎してくれるところが今より増えてくれば、みんな日本酒も飲むと思うんだけどな。 まぁ今のままでも特に危機感はなくて、日本酒モードのときは日本酒を楽しむだけな普通の話しです。

日本酒の科学 水・米・麹の伝統の技 (ブルーバックス)

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dancyu 読本 日本酒。 (プレジデントムック)

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