アジフライで飲む
島根のスーパージャンボなアジのフライがメニューに登場、との事でいつもの「かね吉」へ会社帰りに直行する。島根のアジと言えば、アジ界の大トロ「どんちっちアジ」が有名だが、この時期は普通にビッグでジャンボ過ぎるアジの季節。その大きさたるや想定を超える驚愕の大きさだった。写真を撮ってもまったく大きさが伝わらない感じもするが、尾を見ればその普通じゃない大きさが分かるのではないか。この凛とした尾の迫力。尾から想像する大アジの迫力。
タルタルとソースと醤油
少し角度をつけると、またその大きさに驚く。タルタル完備、テーブルにはソースと醤油も完備。どの部分に何を付けて食べるかを悩む時間だ。これだけ大きいとタルタルで食べ、ソースで食べ、醤油で食べても、それぞれの量からして満足度が高そうだ。ちなみにこの日は一人アジフライである。このジャンボ・アジフライを一人で独占するのだ。
秋から冬にかけてのアジ
そしてカメラは寄る。比較対象が完全に無くなったので余計大きさが伝わらなくなっている。アジの旬は5~7月と言われ、暖流にのって日本周辺を回遊し、季節を問わず漁獲されるため、ほぼ一年中居酒屋のメニューにあるという安定感。もちろん旬に獲れるアジは、小さいものの脂ののりが抜群。一方秋〜冬の季節に獲れるアジは大型ではあるが、旨味は多少劣るのが一般的と言われる。ただこのジャンボは間違いなく旨い。ジャンボなアジフライは裏切らない。
アジフライの表現技法
もう巨大さはまったく伝わらないと思うので、再度意味もなく寄ってみる。アジフライを食べた時に美味しさを表現する方法はいくつかあるが、
- ふっくら
- ふわふわ
- サクサク
- ジューシー
が一般的だと思う。特にジュ~シ~とかジュワジュワ~とは個人的には口が裂けても言えないので、今回は「いやぁ~この締まった身の歯応えが最高ですね。衣もザクッと香ばしくて、一気に口の中に美味しさが広がっていきました!」とサラリと述べようとしたが「大きくて美味しかったです!」としか言えなかった自分を責めたい。
フライ攻め
ジャンボ・アジフライの大きさが伝わらないのはもう致し方ないのだが、茶色いフライものを撮る際には、やはり寄って寄って寄ることで映え勝負ではなく、迫力勝負と割り切りたい。
このジャンボ・アジフライを完食したあと、お腹がはち切れんばかりに一杯となってしまい、もう何も食べられず、お酒も入らず、という状況に陥ってしまった。そう、この日は穴子のフライを食べた後に、このジャンボ・アジフライを食べたのだ。フライで攻め過ぎた一人飲みの夜。