Small Things

感じたこと、考えたこと

晩酌に揚げたての天ぷらは最高であると確信した日

 普段比較的冷めている食べ物でも普通に食べることができる私だが、天ぷらだけは揚げたてが圧倒的にいい、というか、揚げたてじゃない天ぷらだけは避けたい気分になる。たとえばディズニーランド「れすとらん北齋」での天麩羅膳、ディズニーシー「レストラン櫻」での天麩羅膳、そのそうじゃない感。この夢の国から一気に突き落とされる感じを一度味わうと、天ぷらは揚げたてがやはり良いと思うようになる。

 ただ天ぷらの揚げたてを食べるには、天ぷら屋か天丼てんやで食べることとなり、生活圏内ではなかなか機会が無いのが実態だ。私は基本的にほぼ毎日晩酌するため、できれば家で飲む時に揚げたての天ぷらがあれば最高なのだが、家で天ぷらというハードルはかなり高い。 

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 ところが、この日はついに家で晩酌しながら揚げたての天ぷらである。天ぷらや揚げ物も問題なく料理できたり、調理して頂ける家であれば何の問題もないとは思うが、今まで様々な理由で我が家では天ぷらも揚げ物もご法度な(というか作れない・作らない)感じだったのだ。それがこの日はついに念願の揚げたての天ぷらで晩酌である。 

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  まいたけも揚げる、海老もかきあげも揚げる(写真無し)、そして芋焼酎のお湯割りと楽しむ。最高の瞬間である。ちくわもカボチャも、インゲンもまいたけも、海老も、そして卵までも揚げてしまう。よって食べるのが追い付かない。ただ冷めてしまうのだけは許されない。よって揚げたら食べる、そしてお湯割りを飲む、そしてまた揚げる、即食べる、芋のお湯割りを飲む...それを延々と繰り返す。忙しい。でも最高だ。 

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  そしてこの「とり天」が旨い。新梅田食堂街大阪屋の鶏天を思い出したが、揚げたて、熱々のとり天はほんと美味しいのだ。大分では酢しょう油と練からしをつけて食べるらしいが、普通に天つゆで食べても間違いない旨さである。

 

 晩酌に揚げたての天ぷらは本当に最高であると確信した日だった。ちなみにこの日は天ぷらを揚げ過ぎた事もあり、すべては食べきれなかった。翌日揚げ置いたこの天ぷらたちをチンして食べた。揚げたてとのあまりの違いに愕然とした。

すし 天ぷら 蕎麦 うなぎ: 江戸四大名物食の誕生 (ちくま学芸文庫)

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