Small Things

感じたこと、考えたこと

アメリカンドックに関する考察

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 アメリカンドックが好きで困っている。

 糖質制限中ではあるものの、ソーセージメインの食べ物であるという認識、よってタンパク質を摂るのであるという認識、このような理論を構築することで、アメリカンドックを食べる頻度が高くなっている。そしてなぜか写真を撮る。

 ただ問題なのは衣(ころも)である。アメリカンドックの衣は一般的に小麦粉、卵、砂糖、ベーキングパウダー、牛乳と、およそ糖質制限をしている身としては完全に真逆の材料群であり、カロリーもヘビー級だ。ちなみにローソンのアメリカンドックはカロリー252kcal、炭水化物33.6g(糖質表示無し)、セブンはカロリー310kcal、糖質39.4g、と公式に表明している。しかしこの高すぎる数値。

 特に小麦粉と砂糖。そして甘い。お菓子かと思ってしまう程甘い。甘いにも関わらずケチャップと辛子を付けて食べるという謎。このケチャップでまた糖質がグッと上がる事案。そしてアメリカンドックには糖質オフのアメリカンドックや、高級なアメリカンドック専門店というもの存在しない事案。アメリカンドックという食べ物は、おおよそ日本においては1種類だけだという事案。よって我々は惑わされる。 

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  ソーセージの揚げ物という事は酒のつまみになり得るのではないか。家飲みの時は缶ビールか缶チューハイを開け、すぐに何かをつまみたい。その時にアメリカンドックの威力が発揮するのではないか。ようは普通のソーセージ揚げと考える事で少しだけ心が落ち着いてくる自分がいる。

 東海林さだおさんも「うなぎの丸かじり」という本の中でアメリカンドックについて書かれている。ボリューム的には昼ご飯にもなり得るものの、敏腕営業本部長が両手にアメリカンドックを持つと、いきなりお間抜け本部長になってしまうと書いてある。確かにそうだ。

 そして衣と棒が重なるカリカリとした部分が美味しいともある。そうなのだ。基本的にアメリカンドックは家で食べたい。それは食べているところを、誰にも見られたくない食べ物の筆頭がアメリカンドックなのだから。一通り食べ終わって最後にあの固い部分をカリカリするのだ。よってこのカリカリする姿は誰にも見られたくないのだ。

うなぎの丸かじり (文春文庫)

うなぎの丸かじり (文春文庫)

 

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 桂望実さんの「僕は金(きん)になる」という小説に家族みんなでアメリカンドックを食べるシーンが出てくる。賭け将棋で暮らす破天荒で非常識な父ちゃんと将棋の天才のお姉ちゃん、そして母ちゃんの元に残された、まったく普通の僕。そのおかしな家族の40年の物語の中で、みんなでアメリカンドックを食べるシーンがとても印象的だ。そっか、敢えて一人で食べなくても、みんなで食べてもアメリカンドックは美味しそうだ。でも最後のあの固い部分をたとえ家族だとしても、人のいる前で横かじりでカリカリとかじってもいいのだろうか。

僕は金になる

僕は金になる