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サンマの塩焼きをひたすら食べ続けた今年の秋:魚屋かね吉で飲む

 沖縄から帰ってきて北浦和の「かね吉」に寄った。小桜のみそぴーと亀の甲せんべいを届けて、さっそく瓶ビールを注文する。

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 沖縄ではどうしても魚を食べる機会が少なく、今回「うりずんあん」で秋刀魚の塩焼きを食べたが、これはかなりレアケース。ただやっぱり沖縄に来ると沖縄料理、肉料理、豆腐料理が中心になる。未だにハマダイ、スジアラ、シロクラベラといった高級魚も食べた事がなく、牧志公設市場の食堂においても魚ではなく、もずく天ぷら、ラフテー、ひらやちー等を注文してしまう。

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 この日は金曜日。特に知り合いもいなく、瓶ビール、アジフライ、天然ブリの刺身を注文した。私はブリという文字を見ると即座に反応してしまう。子供のころから高級魚というイメージが定着しており、刺身、照り焼き、塩焼き、煮つけ、しゃぶしゃぶ、漬け丼と、頭の中での想像が異常に活性化し、もうブリをたのまないではいられなくなる。

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 テレビでは先日のラグビー・ワールドカップのジャパン対アイルランド戦が流れていた。スポーツで結果が分かってるゲームを後から観直す事はほとんど無く、観ていてもあまり面白くないが、ラグビーの録画放送だけはかなり楽しめると思う。未だに前回のRWC2015においてジャパンが南アに勝った試合は何度観ても興奮してしまう。それはジャパンが勝った試合限定かもしれないが、ここかね吉でのラグビー観戦はLiveでも録画でも、酒との相性も抜群だと思う。

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 沖縄から帰ってきたこともあり次はホッピーにした。那覇にもホッピーはあったが、やはり泡盛中心に飲むため、ホッピーは久しぶりだ。ここではキンミヤのボトルを注文して、ホッピーの外(ソト)をたのむスタイルで楽しめる。ホッピーの基本スタイルはよく「3冷」と言われ、ホッピー、焼酎、ジョッキの三つをよく冷やしていただく飲み方が最強と言われているが、実はここではすべて冷えてない(笑)基本的に魚屋さんですし、それはそれでスペース的に仕方ないし、3冷でなくともZERO冷スタイルを旨い魚たちがカバーするのが、かね吉のホッピースタイル。

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 メニューに絶好調秋鯖!と書かれていて、一瞬今日の焼き物は鯖モードになりそうだったが、ここはやはりサンマにした。出足が戦後最悪だったサンマの大不漁が11月に入って回復してきており、今年は今がピークと伝えられている。とにかく今のサンマは脂が乗っており、まさに食べごろなのだ。今年はもう何度目か分からないくらいサンマを焼いてもらったが、実は家でも生サンマを買ってフライパンで焼いてみたりもした。ただどうしても頭と尾がはみ出る。フライパンの場合途中から蒸し焼きにするためフタをする必要があり、どうしても半分に切るか、頭と尾を切り落とすしかなく、やはりサンマは店で食べるのが一番だという結論に至っている。

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 居酒屋では1年を通して季節を感じることができるが、特に鮮魚中心の居酒屋は季節によってメニューがどんどん変わっていくのがとても楽しい。秋になるとその旬となる魚がメニューに載ってくる。特にサンマは序盤から盛り上がる。シーズン初めはまだまだ高いが、ついに来たか、と独り言を言いながら注文する。そして値段が落ち着いてくるのもまた楽しみだ。秋を感じ、冬になっていく、この季節が酒飲みにはたまらない。

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 最後はマグロを含めた切り落とし系で。 

今週のお題